シカゴコーン市況=続落、南米の良好な生育環境や供給増見通しや株安などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2024/03    461.00      462.50      452.00      455.00      - 5.75
   2024/05    473.25      474.75      464.50      467.50      - 5.75
   2024/07    483.00      485.00      475.00      478.00      - 5.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       343,709        258,568        1,373,862 (+ 18,559)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(1月4日までの週)
 コーン: 85万6597トン(前週改定値:56万9857トン)
 小 麦: 49万1074トン(前週改定値:27万6433トン)
*米気象庁発表の6−10日予報(1月13日−1月17日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
(7日付。米国気象庁(NWS)発表の8日付けの6ー10日予報は未発表。)
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 コーンは軒並み続落。終値の前営業日比は5.75〜0.75セント安。期近3月限
は5.75セント安の455.00セント。
 期近3月限は前週末に続いて一代安値を更新。ブラジル、アルゼンチンでの降雨とこ
れを受けた良好な生育環境、アルゼンチンの増産見通し、さらには商品市場全体の弱気
ムードや欧米株安が売り圧力を強めた。
 3月限は461セントで取引を開始。欧州の時間帯を終えるまで460セントを下値
支持線とする限られたレンジ内での高下となるなかで462.50セントの高値を付け
た。シカゴの時間帯を迎えると崩れ、一時は452セントと一代の安値まで軟化。売り
警戒から買い戻されたものの456セント台に達すると頭打ちとなる安もみとなり、
低迷したまま引けを迎えた。
 米農務省(USDA)が発表した1月4日までの週のコーン週間輸出検証高は
85万6597トンでクリスマス休暇のため減少していた前週改定値の56万9857
トンを上回った。今年度の累計は1280万7045トンで前年同期の1000万
2350トンを約28%上回っている。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(現地情報を要約)。

<ブラジル産地>
 ブラジル産地では、中部では雨がちな天気が続いており今週末も降雨が発生。今後1
週間にわたり、引き続き散発的な降雨が発生するだろう。ただ、雨量はこれまでよりも
減少すると見られる。一方の南部では週末に降雨は発生しなかったが、アルゼンチンか
ら低気圧が移動してきているため8日の週は雨が続く見通しとなっている。この雨は結
実期を迎えている大豆にとって慈雨となる見込み。なお、マトグロッソドスル州やサン
パウロ州など、降雨の発生がなかった地域でも今週は降雨が見込まれる。

<アルゼンチン産地>
 アルゼンチン産地ではこの週末は広い範囲で降雨が発生。この雨は大豆とコーンにと
って慈雨となっている。前線の影響で11〜12日にかけて北部では降雨が続く見通
し。その他の地域でも来週にかけて雨がちな天気が続くだろう。

 シカゴ小麦は大幅反落。週間輸出検証高は強気な内容だったものの、他農産物の軟調
な足取りや大口成約がしばらく見られないことが重石となり、売り優勢となった。この
日の下落で3月限は先週4日から5日にかけて記録した上げ幅を概ね相殺し、前日比
19.75セント安の596.25セントで終えた。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 米プレーンズでは週末に広い範囲で降雪が発生。8日には荒天となり、ウエストバー
ジニア州からネブラスカ州東部およびミズーリ北西部にかけての地域で吹雪が見込まれ
る。また別の低気圧の接近も見込まれており、小麦への低温被害の発生が警戒される。
この低温がどの程度になるかまだ調査中だが、1週間に渡ることが見込まれている。

今日の材料
・ブラジル産地では結実期を迎えている大豆にとっての慈雨が続く。
・アルゼンチン産地はしばらく雨がちな天気が続く見通し。
・米小麦産地では荒天。吹雪が小麦生育に悪影響を与えるリスクも浮上。
・1月4日までの週のコーン週間輸出検証高は85万6597トンでクリスマス休暇
 のため減少していた前週改定値の56万9857トンを上回る。

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