金相場は利下げ織り込みの過熱感解消の動きが続いている。8日は米金利上昇・ドル 高圧力が一服しているが、それでも金相場は二桁安になっている。何ら新規売買材料が ない中でも大きく値下がりしたことで、持ち高調整が中心の相場展開になっていること が確認できる。年初から持高調整が行われているが、CMEのFEDWATCHだと依 然として3月利下げ開始、年内6回利下げがメインのシナリオとして織り込まれてい る。過熱感解消をどこまで進めるのか、手探りの相場環境が続く。 雇用統計に関しては、非農業部門就業者数の伸びが市場予想を上回ったが、大部分が パートタイム労働者でありフルタイム労働者は急激に減少している。見掛けの数値程に 底固いものではなく、労働市場が緩やかな減速環境にあるとの評価は維持される。た だ、少なくとも利下げ対応を急がせるような数値にはならなかった。金相場の売りは一 時的なものに留まったが、これをきっかけに底入れ感を強めるには至らなかった。次は 11日の12月消費者物価指数がイベントリスクになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。