●論点解説金、持ち高調整中心の地合が続いている=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は利下げ織り込みの過熱感解消の動きが続いている。8日は米金利上昇・ドル
高圧力が一服しているが、それでも金相場は二桁安になっている。何ら新規売買材料が
ない中でも大きく値下がりしたことで、持ち高調整が中心の相場展開になっていること
が確認できる。年初から持高調整が行われているが、CMEのFEDWATCHだと依
然として3月利下げ開始、年内6回利下げがメインのシナリオとして織り込まれてい
る。過熱感解消をどこまで進めるのか、手探りの相場環境が続く。
 雇用統計に関しては、非農業部門就業者数の伸びが市場予想を上回ったが、大部分が
パートタイム労働者でありフルタイム労働者は急激に減少している。見掛けの数値程に
底固いものではなく、労働市場が緩やかな減速環境にあるとの評価は維持される。た
だ、少なくとも利下げ対応を急がせるような数値にはならなかった。金相場の売りは一
時的なものに留まったが、これをきっかけに底入れ感を強めるには至らなかった。次は
11日の12月消費者物価指数がイベントリスクになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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