プラチナ午前=プラチナは続落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安や円高
を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調が下支えになった
が、円高を受けて戻りを売られた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時7分現在の前営業日比は、プラチナが37〜15円安、プラチナミニが
40.0円安〜40.0円高、プラチナスポットが93円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時7分現在の出来高は、プラチナが9152枚、プラチナミニが885枚、
プラチナスポットが3911枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル安一服で戻りを売られる】
 プラチナはドル安一服をきっかけに戻りを売られた。米連邦準備理事会(FRB)の
利下げ見通しが強いが、利下げ期待は行き過ぎとの見方もあり、プラチナに手じまい売
りが出た。米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、1月2日時点
のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは2万9039枚買い越し(同2万
3662枚買い越し)に拡大した。
 プラチナ先限は夜間取引で4337円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=143円台前半の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の947.07ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。
 午前11時現在、プラチナは952.97ドル、パラジウムが1004.42ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが951.40ドル、パラジウムが
1037.30ドル。
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