10日前引けの日経平均株価は前営業日比623円61銭高の3万4386円79銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億3559万株、売買代金概算は1兆9549億円。値上がり銘柄数は1251、対して値下がり銘柄数は354、変わらずは52銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は朝方に日経平均が高く始まった後、次第高の展開となり600円を超える上昇で3万4000円台を大きく回復した。前日は欧州株市場で主要国の株価が総じて軟調だったほか、米国株市場でもNYダウが4日ぶりに反落したが、東京市場のリスク選好の流れは変わらなかった。外国為替市場でドルが買い戻され円安方向に振れていることがハイテクセクター中心に追い風となった。また、前日の米国株市場でエヌビディア<NVDA>が連日の最高値更新に買われていることを受け、半導体関連株に投資資金が誘導され全体相場の牽引役を担っている。 個別では断トツの売買代金が続くレーザーテック<6920>が買われたほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>なども上昇。JT<2914>も商いを伴い堅調。ソニーグループ<6758>もしっかり。東京エレクトロン デバイス<2760>が大幅高、小松マテーレ<3580>も値を飛ばした。半面、野村マイクロ・サイエンス<6254>が利益確定売りでやや軟調、富士通<6702>が下値を試す展開に。ネクステージ<3186>が急落、ウエルシアホールディングス<3141>も大幅安となった。三井E&S<7003>の下げも目立つ。ヨンドシーホールディングス<8008>、北陸電気工事<1930>なども安い。 出所:MINKABU PRESS
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