イラン海軍が石油タンカーを拿捕した。名目上は、昨年に米国がイラン産原油を中国 向けに輸送中に拿捕し、石油を押収したことに対する報復とされている。今回はイラク 産原油をトルコに輸送中だったとみられるが、米国に対する報復であることを明らかに している。ただし、現在は武装組織フーシ派が船舶に対する攻撃を激化させていること が問題視されているために、事実上はこうしたフーシ派の活動を支援する動きと言えよ う。 そして引け後に米軍はイエメンでフーシ派に対する空爆を実施した。これまではイス ラエル=ハマスの戦闘が地域全体に広がりを見せることを警戒して直接攻撃は見送って いたが、最近のフーシ派の活動が活発化していることを受けて、許容範囲を超えたと評 価された模様だ。当然にフーシ派、そしてフーシ派を支援するイランは強く反発してお り、先行き見通しは一段と強くなっている。需要不安と供給不安が交錯する原油市場に おいては、供給不安を強化する動きとの評価が求められる。この攻撃を受けて、原油相 場は1ドル強の状況になっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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