前週は70ドル台前半をコアに売買が交錯する展開になった。週前半は需給緩和評価 の織り込みで70ドルの節目水準まで下落した。米原油・石油製品在庫の増加もあり、 調整売りの上値圧迫が目立った。しかし、11日にイラン海軍が石油タンカーを拿捕す ると上昇し、その後は米英がイエメンのフーシ派施設を攻撃したことで一時75ドルの節 目も上抜いた。もっとも、週末に向けては利食い売りも入り、72ドル台後半での取引 になった。 今週も70ドル台前半をコアとした取引が続こう。需要不安と供給不安が交錯し、一 方的な相場展開にはなりづらい。中東情勢の緊迫化で瞬間的に75ドルを上抜くような 場面があれば、売り妙味が強まる見通し。一方、在庫増加などによる需要不安で70ドル 台を割り込んでもそこから値を崩す可能性は低い。ボックス相場を前提とした逆張り対 応を維持したい。17日に石油輸出国機構(OPEC)、18日に国際エネルギー機関 (IEA)月報が公表されることがイベントリスクになる。 予想レンジは70〜75ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。