日本時間22時半に発表になった12月の米小売売上高は過去3カ月で最も好調なペースで増加し、新年に向けて消費者の回復力を示唆する堅調なホリデーシーズンを締めくくった。米小売売上高は前月比0.6%増加し、幅広い分野で増加したほか、自動車を除くコア指数も0.4%の増加となった。 13カテゴリー中9カテゴリーが増加し、衣料品、百貨店を含む一般商品店、eコマースが最も増加した。自動車販売台数は1.1%増と、5月以来最大の伸びを記録。ただ、ガソリンスタンドの売上高は価格下落により3ヵ月ぶりに減少した。 今回の数字はエコノミストの景気後退説を覆し、家計消費が大きく上向いた1年を締めくくるものだ。しかし、消費者が長引くインフレ、借入コスト上昇、貯蓄減少に悩む中で、2024年にはその勢いは弱まると予測されている。 GDPの算出に使われる、いわゆるコントロール・グループの売上高は0.8%増加し、7月以来の伸びとなった。この指標は食品サービス、自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたもの。 *米小売売上高(12月)22:30 結果 0.6% 予想 0.4% 前回 0.3%(前月比) 結果 0.4% 予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前月比) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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