ゴム午前=まちまち、期中は上海ゴムの上げ幅縮小で地合い緩め小幅安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きでは、ドル・円が1ドル=148円台の円安
に振れていることや、上海夜間で中心限月の5月限が小じっかりと推移したことを好感
し、買いが先行した。その後、小じっかりと推移したが、午前11時過ぎから期中5,
6、7月限が地合いを緩め、小幅安で推移。上海ゴムが上げ幅縮小が圧迫要因。
 TSR20は出来ず。

 午前11時41分現在のRSS3号は前営業日比0.7円安〜3.0円高。活発限月
の期中6月限は同0.6円安の2268.1円、期先12月限は同0.6円安の26
7.4円、推定出来高は1192枚(前日夜間取引含む)。

【中国株の下落が目立つ】
 中国株の下落が著しい。上海総合株価指数は、前日の取引で2833.62ポイント
まで下落し、2022年4月27日の安値2863.65をしっかり割り込んだ。香港
ハンセン総合指数も、昨年12月から支持となっていた16000ポイントをしっかり
割り込み、前日は1万5194.94ポイントまで水準を引き下げる場面があった。
 昨日発表された中国GDPをみると、実質成長率が名目成長率を上回っており、デフ
レ懸念がみられた。また、同時に発表された一連の中国の経済指標は、市場予想を下回
るものが多かった。
 ただ、李強中国首相は、ダボス会議で大型な景気刺激策には否定的ともみられる発言
をしている。中国の景気回復には時間が掛かりそうだ。中国株が下値を模索する展開が
続けば、上海ゴムにとっても弱材料になるだろう。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号はまちまちとなり、0.9セント安〜1.5セント
高セント。TSR20は上昇。0.6〜1,8セント高となっている。

 上海ゴムは総じて小幅高。午前11時00分現在、指標限月の2024年5月限は、
前営業日比20元高の1万3850元となっている。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。