ゴム午前＝堅調、円安や上海ゴムの堅調地合いを映す

【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、堅調。寄り付きでは、上海夜間で中心限月の５月限が軟化したこ
とを受けて、地合いを緩める限月が目立ち、活発限月６月限は、マイナスサイドに沈ん
だ。だが、中盤に入ると、ドル円が円安方向に振れたことや日中取引の上海ゴムが地合
いを引き締めたことを好感し、買いが優勢となっている。ＴＳＲ２０は出来ず。

　午前１１時４９分現在のＲＳＳ３号は前営業日比０．３〜１３．３円高。活発限月の
期中６月限は同１．３円高の２７１．２円、期先１２月限は同１．３円高の２７１．２
円、推定出来高は６９２枚（前日夜間取引含む）。

【６月限は一代の高値に迫る】
　今日午前のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、序盤は売り物がちの展開となったものの、その
後は地合いを引き締めている。活発限月６月限は、２７１．２円まで上昇し、昨年１１
月２９日に付けた一代の高値２７２．９円が目前となっている。
　６月限は１１日から地合いを引き締めているが、上昇のタイミングは産地相場が上昇
を始めた時期と一致する。現状、産地相場は上昇を続けており、一代の高値を更新する
可能性は高そうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲ２０は軟調となり、２．０〜
１．０セント安となっている。

　上海ゴムは総じて小幅高。午前１１時００分現在、指標限月の２０２４年５月限は、
前営業日比５元高の１万３７８０元となっている。

MINKABU PRESS

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