前週は70ドル台前半から中盤でやや底固く推移した。需要不安に上値を圧迫される 場面も見られたが、70ドルの節目割れは回避された。その後は中東の地政学リスクの 高まりを背景に押し目を買い拾われている。また、国際エネルギー機関(IEA)が世 界の石油需要見通しを引き上げたこともポジティブ。結果的に最近のボックス相場が踏 襲される展開に留まっている。米原油在庫の減少はポジティブだが、石油製品在庫の増 加はネガティブ。 今週も70ドル台前半をコアとしたボックス相場が踏襲されよう。需給にはタイト感 が乏しく、上昇余地は限られる。特に米石油製品在庫の増加傾向が続いていることはネ ガティブ。更に在庫積み増しが確認されると、上値を抑えられよう。一方、中東の地政 学リスクは更に高まっている。原油流通障害は深刻化している。ただし、原油生産障害 が発生しないのであれば、大きく値上がりが促されることもないだろう。ボックス相場 を前提に、大きく上下に振れる場面があれば、逆張り対応が基本になる。 予想レンジは、70.00〜76.50ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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