ゴム午前=反落、上海ゴムの大幅安を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、反落。寄り付きでは、上海夜間が大幅安となったことを受けて、
売りが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが小幅ながら下げ幅を縮小したこ
とや最近の産地高を背景に、下げ渋りをみせている。TSR20は出来ず。

 午前11時45分現在のRSS3号は前営業日比3.0〜1.8円安。活発限月の期
中6月限は同2.0円安の269.5円、期先12月限は出来ず、推定出来高は
1080枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは下値模索か】
 上海ゴムが大幅安となっている。中心限月の5月限は、夜間取引で9日の安値
1万3380元を下抜き、1万3345元まで下落する場面があった。日中取引では、
下げ幅をやや縮小しているものの、戻りは鈍い。一段安となれば、 昨年12月6日の
安値1万3115元を目指すとみる。同水準も割り込むようなら、節目の1万3000
元の攻防になる。1万3000元も下抜くと、昨年8月16日に付けた一代の安値1万
2735元が視野に入る。
 このところ中国、香港の株式市場が大きく水準を引き下げており、チャート的には底
割れとなっている。中国の商品市場がこれに追随する可能性もある。上海ゴムの値動き
には注意したい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は3月限と4月限が約定し、2.8セント安と
1.4セント安。TSR20も売り優勢で推移し、1.6〜0.5セントとなってい
る。

 上海ゴムは大幅安。午前11時00分現在、指標限月の2024年5月限は、前営業
日比295元安の1万3410元となっている。

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