石油週間展望=レンジ上抜け、レンジアップか打ち上げ花火に終わるかが焦点

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
          [1月29日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)     1 月 22 日〜 1 月 26 日
                始  値    高  値        安  値       帳入値    前週末比
ガソリン  先限   81,000    81,000(22)    81,000(22)   81,000        ±0
灯  油  先限   81,500    82,500(22)    81,500(22)   82,500        ±0
原  油 6月限   69,970    72,740(26)    69,000(23)   72,250     +2,200
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                                        1 月 22 日〜 1 月 25 日
<海外原油> 週間4本値 始 値   高  値      安 値     終 値   前週末比
  NY原油  3 月限      73.60    77.51(25)    72.56(22)  77.36     +4.11
ブレント原油  3 月限      78.89    82.57(25)    77.81(22)  82.43     +3.87
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26日 東京時間の午後3時15分現在 ドル・円 147.75 前週末比 0.95円の円高
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【前週のレビュー】ニューヨーク原油3月限は70ドル台前半のもみ合いが続きペナン
トを形成している。現状は再びペナント上限を伺う展開となっているが、目先は12日
の高値の75.28ドル、それを上回ると昨年12月26日の高値76.31ドルが上
値目標となるとした。

【NY原油はもみ合いレンジ上抜け】
 ニューヨーク原油3月限は昨年12月以降続いてきた70ドル台前半のもみ合いがつ
いに上抜ける展開となってきた。25日に77.51ドルまで上昇し、前回の当欄で指
摘した上値目標を一気に上抜いてきた。目先はどこまで上値を試すのかがチャート上の
焦点となるが、現状は昨年9月19日の高値86.68ドルから12月13日の安値の
68.28ドルの下げ幅に対する半値戻し(77.48ドル)を達成したところで、ひ
とまず61.8%戻しの79.65ドル、80ドルの節目、さらには78.6%戻して
の82.74ドル辺りが上値目標となる。なお本稿執筆時の26日午後には76ドル
台後半で推移している。

 ただ日柄的には、26日は満月となるため、満月天井となり打ち上げ花火となる可能
性も一応考えておきたい。なお前回は満月の一日前の12月26日に目先の天井を付け
た後、下弦の一日前の1月3日に押し目底を付けた。
 ともあれ、このままレンジアップするのか、打ち上げ花火に終わるのかは1月末から
2月上旬の値動きが決めそうだ。

 25日の急伸はテクニカルラリーの印象が強いものの、材料としては、24日の中国
の利下げ、また米エネルギー情報局(EIA)週報で原油在庫が急減していたことや、
25日の米国内総生産(GDP)速報値が予想ほど減速しなかったことなどが支援材料
として挙がっている。またイスラエルのガザ攻撃継続、イエメンの武装組織フーシ派の
紅海運航妨害による軍事的緊張など、中東地域の地政学的リスクは引き続き懸念材料。

 産油国関係では、2月1日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの合同閣僚監視委員
会が開催されるため、それに向けて追加減産の見方が強まるようであれば、月末に向け
てもさらに高値更新するような展開となる可能性もある。

 外部要因を見ると、ニューヨークダウ平均株価は3万8000ドル台に乗せて過去最
高値を更新して、相変わらず強い相場展開となっている。
 ドルインデックスは年末に付けた安値から戻しているものの、直近は103ポイント
台前半で上値づかえ感も出てきている。

【2023年の中国の原油輸入元、ロシアがシェア19%で最大に】
 各国統計では、中国税関総署によると、2023年の同国のロシア産原油輸入が約1
億702万トンと前年比約24%増となった。同国のサウジアラビア産原油輸入が同
2%減の約8596万トンだったため、ロシアが同国の最大の原油輸入元となった。シ
ェアではロシアが19%、サウジが15%。

【東京原油、ガソリンのテクニカル分析】
 東京原油の6番限である6月限はボリンジャーバンドの1シグマ(7万0280円辺
り)を支持線とした上昇のバンドウォークが続き、26日には2シグマ(7万1900
円辺り)を上回って引けた。
 ガソリン先限は名目値で8万1000円の横ばい。

【NY原油のテクニカル分析】
 ニューヨーク原油3月限は戻り高値更新で、ボリンシャーバンドの2シグマ
(76.44ドル辺り)を大きく上回って引けた。

<当面の予定>
27日【経済】中国工業利益 2023年12月(国家統計局)
30日【経済】労働力調査(失業率) 2023年12月(総務省)
   【経済】一般職業紹介状況(有効求人倍率) 2023年12月(厚生労働省)
   【経済】貿易収支 2023年12月確報(財務省)
   【経済】ユーロ圏国内総生産 2023年10-12月期速報(EUROSTAT)
   【経済】独国内総生産 2023年10-12月期速報(連邦統計庁)
   【経済】仏国内総生産 2023年10-12月期速報値(INSEE)
   【経済】英マネーサプライ 2023年12月(BOE)
   【経済】米住宅価格指数 2023年11月(連邦住宅金融局)
   【経済】米ケース・シラー住宅価格指数 2023年11月(S&P)
   【経済】米消費者信頼感指数 2024年1月(カンファレンスボード)
   【経済】米連邦公開市場委員会(FRB)
   【工業】米週間石油統計(API)
31日【経済】鉱工業生産指数 2023年12月速報(経済産業省)
   【経済】小売業販売額 2023年12月速報(経済産業省)
   【経済】自動車生産・輸出実績 2023年11月(JAMA)
   【工業】原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
   【工業】石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
   【経済】中国製造業購買担当者景況指数 2024年1月(中国物流購買連合会)
   【経済】中国非製造業購買担当者景況指数 2024年1月(中国物流購買連合会)
   【経済】独雇用統計 2024年1月(連邦雇用庁)
   【経済】独消費者物価指数 2024年1月速報(連邦統計庁)
   【経済】仏消費者物価指数 2024年1月速報(INSEE)
   【経済】仏生産者・輸入物価指数 2023年12月(INSEE)
   【納会】英ブレント原油 2024年3月限(ICE EUROPE)
   【経済】米住宅ローン申請指数(MBA)
   【経済】米雇用統計 2024年1月(ADP)
   【経済】米雇用コスト指数 2023年10-12月期(労働省)
   【経済】米シカゴ購買部協会景気指数 2024年1月(シカゴ購買部協会)
   【経済】米連邦公開市場委員会(FRB)
   【経済】米FOMC声明文公表(FRB)
   【工業】米週間石油統計(EIA)
   【納会】米改質ガソリン・ヒーティングオイル  2024年2月限(NYMEX)
 1日【経済】対外及び対内証券売買契約等の状況 1月21日-1月27日(財務省)
   【経済】新車登録台数 2024年1月(自販連)
   【経済】軽自動車新車販売速報 2024年1月(全軽自協)
   【決済】プラッツドバイ原油 2024年1月限(東京商品)
   【発会】プラッツドバイ原油 2025年4月限(東京商品)
   【経済】中国製造業購買担当者景況指数 2024年1月(財新)
   【経済】ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年1月確報(Markit)
   【経済】ユーロ圏消費者物価指数 2024年1月速報(EUROSTAT)
   【経済】ユーロ圏雇用統計 2023年12月(EUROSTAT)
   【経済】英政策金利公表(BOE)
   【経済】英金融政策委員会議事録 1月31日分(BOE)
   【経済】英金融政策報告(BOE)
   【経済】米新規失業保険申請件数(労働省)
   【経済】米建設支出 2023年12月(商務省)
   【経済】米製造業景況指数 2024年1月(ISM)
   【経済】米新車販売台数 2024年1月(Autodata)
 2日【経済】仏鉱工業生産指数 2023年12月(INSEE)
   【経済】米雇用統計 2024年1月(労働省)
   【経済】米耐久財受注 2023年12月確報値(商務省)
   【経済】米製造業新規受注 2023年12月(商務省)
   【経済】米消費者信頼感指数 2024年1月確報値(ミシガン大)
   【商品】米建玉明細報告(CFTC)
   【商品】全米石油堀削稼動数(米ベーカーフューズ)

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