ゴム市況=RSSは総じて続落、上海ゴム安で調整局面を継続

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                   TSR20
   2024/02    2024/06     2025/01        2024/02       2025/01
 276.4  -7.6  281.0  - 5.5  286.0   -2.1   229.0  0.0    231.0   0.0
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    上海ゴム    5月限   13,500   - 200  (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて続落。序盤は、上海ゴム夜間が小動きとなったことから、軟
調に推移した夜間取引の引けと同値圏での取引となった。中盤に入り、日中取引は上海
ゴムが軟調に推移も、夜間取引で大きく下落した反動から、やや下げ幅を縮小する限月
が目立ち、中心限月の期中6月限は正午前に4円超の下落で推移。午後に入り、一時、
下げ幅を縮小した。しかし上海ゴムが3ケタ安で推移から、再度、下げ幅を拡大し、
5.5円安で引け、調整局面を継続。280円が支持線になったが、今日の安値圏で引
けた。
 TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比7.6〜1.2円安、活発限月の6月限は5.5
円安。25年1月先限は2.1円安。総出来高は1372枚。TSR20の帳入値は全
限が同変わらず。
【6月限は280円割れの場合、275円前後まで下落リスク】
 タイ産地価格の高騰が続くなか、調整色を強めた。産地価格の高騰原因がはっきりせ
ず、利食い売りの動きが先行もよう。相関性のあるドバイ原油が4ケタ高で推移した
が、上海総合指数が午後の取引で軟化となり、銅国での需要減少懸念が弱材料となっ
た。
 中心限月の期中6月限は修正安場面を継続。280円の節目を割り込むまでの下落に
はならず、押し目買いの動きは感じられた。月末が接近し、30、31日は利食い売り
に注意。14日間の相対力指数(RSI)は68台で強気維持だが、まだ下げ止まり感
がない引け味となった。280円割れとなった場合、手じまい売りで275円前後まで
下落リスク。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
   シンガポール市場は、RSS3号は24年7月限のみ約定で0.4セント安。TS
R20は軒並み下落。午前の取引は概ね小幅安で推移だったが、1.5〜1.0セント
安となり、軟調。

 上海ゴムは下落。中心限月の5月限は、夜間取引は前日比5元安の1万3695元で
終えた。日中取引に入って売り圧力が強まり、125元安で午前の取引を終えた。午後
の取引では一段安となり、200元安で推移。

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