[今日の視点]貴金属=軒並み下落、現物安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、軒並み下落して寄り付く見通し。金は円高を受けて売り優勢となろう。銀
はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)は円
高を受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は3.37ドル高の
2038.60ドル、銀が14セント安の2291セント、プラチナが0.97ドル安
の921.50ドル、パラジウムは1.86ドル高の980.50ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=146.84/86円で、前営業日の
大引け時点から0.96円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が9629円前後、銀は107.6円前後、プラチナは
4335円前後、パラジウムは4600円前後。
【NY金は米FOMC後に売り圧力が強まる】
 金はきのうの海外市場では、予想以下の全米雇用報告が支援要因になったが、米連邦
公開市場委員会(FOMC)後に売り圧力が強まった。
 金は米連邦公開市場委員会(FOMC)後に売り圧力が強まった。1月の全米雇用報
告で、民間部門雇用者数は10万7000人増加した。市場予想の14万5000人増
を大幅に下回った。一方、米FOMC)では金利据え置きが決定された。利下げにオー
プンな姿勢が示されたが、声明では利下げを急いでいないことが示唆された。パウエル
米連邦準備理事会(FRB)議長は会見で「3月利下げは基本シナリオではない」と述
べた。CMEのフェドウォッチで、米FRBの3月利下げ確率は36.0%(前日
40.4%)に低下した。
 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の四半期報告によると、2023年の金
需要が4899トンと過去最高となった。中央銀行の金購入や堅調な宝飾需要が金ET
F(上場投信)からの投資資金流出を相殺した。

 銀はきのうの海外市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて利食い売り
が出ると、米FOMC声明発表後に一段安となった。
【NYプラチナも米FOMC後に上げ一服】
 プラチナはきのうの海外市場では、予想以下の全米雇用報告が支援要因になったが、
米連邦公開市場委員会(FOMC)後に売り圧力が強まった。
 プラチナは米連邦公開市場委員会(FOMC)後に売り圧力が強まった。全米雇用報
告が事前予想を下回ったが、米FOMC声明で利下げを急いでいないことが示唆され
た。またパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は会見で3月利下げを否定した。一
方、1月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2で昨年12月の
49.0から上昇したものの、景況拡大・縮小の分かれ目となる50を4カ月連続で下
回った。
<今日の予定>
・中国製造業購買担当者景況指数 2024年1月(財新)
・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年1月確報(Markit)
・ユーロ圏消費者物価指数 2024年1月速報(EUROSTAT)
・ユーロ圏雇用統計 2023年12月(EUROSTAT)
・英政策金利公表(BOE)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米製造業景況指数 2024年1月(ISM)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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