★マーケットオール（ＥＴＦ現物保有量）＝金ＥＴＦ残高は減少

【ＮＹと南アのプラチナＥＴＦ残高が増加】
　世界１２カ国に上場している金ＥＴＦ（上場投資信託）の現物保有高は１月３１日時
点で１０４６．２０トンとなり、前週末比４．９５トン減少した。米国で４．９０ト
ン、英ＥＴＦＳで０．０５トン減少した。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の３月利下げ観
測が後退し、投資資金が流出した。
　ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）の銀ＥＴＦ（コード：ＳＬＶ）の現物保有量は
前週末比２０３．５３トン減の１万３６８９．８０トンとなった。ＷｉｓｄｏｍＴｒｅ
ｅの銀ＥＴＦの現物保有量は３０日のロンドン（コード：ＰＨＡＧ）で同３．９５トン
減の１６３９．９９トンとなり、Ａｂｅｒｄｅｅｎは３１日のニューヨーク（コード：
ＳＩＶＲ）で同変わらずの１３８９．３７トンとなった。

　ロンドン証券取引所（ＬＳＥ）に上場しているプラチナ・パラジウムのＥＴＦの現物
保有量（ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ分）は３０日時点でプラチナが１２．２１トン、パラジ
ウムが３．４９トンとなり、前週末比でプラチナ、パラジウムともに変わらずとなっ
た。
　一方、ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）のプラチナ・パラジウムＥＴＦの現物保
有高は３１日時点でプラチナが３１．７３トン、パラジウムが６．７８トンとなり、前
週末比でプラチナは０．２９トン増、パラジウムは変わらずとなった。
　ヨハネスブルク証券取引所（ＪＳＥ）のプラチナ・パラジウムＥＴＦの現物保有高は
３０日時点でプラチナが１２．４２トン、パラジウムが０．３９トンとなり、前週末比
でプラチナが０．６２トン増、パラジウムは変わらずとなった。
　９００ドル割れで下げ止まり、安値拾いの買いが入った。ただ中国経済の先行き懸念
が残ることや、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の３月利下げ観測後退が上値を抑える要因
である。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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