プラチナ午前=プラチナは続落、NY安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の戻りを売られたこ
とを受けて軟調となった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが62〜13円安、プラチナミニが
59.0円安〜1.0円高、プラチナスポットが55円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万1373枚、プラチナミニが
1049枚、プラチナスポットが5269枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは米利下げ観測後退や中国経済に対する懸念が圧迫】
 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退や中国経済に対する懸念が
圧迫要因になった。欧州中央銀行(ECB)やイングランド銀行も利下げを急がないと
みられている。1月の中国の新築住宅販売額が急減した。中国政府は今年も景気対策の
支出を続けると表明したが、中国恒大集団の清算命令で先行き懸念が残っている。
 プラチナ先限は夜間取引で4280円まで下落した。ニューヨーク安や円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=146円台前半の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、戻りを売られる。朝方の913.00ドルから、ド
ル安一服を受けて戻りを売られた。
 午前11時現在、プラチナは912.61ドル、パラジウムが964.88ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが919.58ドル、パラジウムが977.84
ドル。
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