大豆週間展望=シカゴ大豆は南米からの供給増で1200セント前後で低迷か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [2月5日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)             1月29日 〜2月2日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000     64,000        64,000    64,000     0
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<シカゴ>1日終値  前週末比   |<主要統計データ> (1月25日まで)
      24/3 1203.25  -6.00    |輸出検証高:88万9,717トン
      24/5 1213.75  -2.50    |輸出成約高:16万5,700トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 146.40円  前週末比 1.35円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は当面、南米産の供給本格化から1200セント台前
半で低迷場面が続くことになりそうだとした。
 【シカゴ大豆3月限は1220セント台では上値抑制され低迷続く】
 シカゴ大豆3月限は30日に1187.75セントまで値を沈めた後に買い戻された
が、1220セント台に反発すると上値が抑制される低迷場面が続いている。
 米国にとって主要輸出相手先国である中国の景気不安が強まっていることに加え、ブ
ラジル、アルゼンチンなど南米の主要生産国からの輸出が本格化する時期を迎えている
ことが弱材料。今月1日に米農務省(USDA)から発表された週間純輸出成約高は、
23/24穀物年度最少まで落ち込みを見せている。
 アルゼンチンでの高温乾燥がどの程度、穀物に影響を与えるの見極めが必要だ。南米
からの供給増加とこれによる米国の輸出圧迫への影響が懸念要因となるなか、1200
セント前後で推移が続くとみる。8日にUSDAから月例需給需給報告の発表があり、
8日の取引には注意を要す。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

 【当面の予定(イベント・経済統計)】
 5日 中国サービス業購買担当者景況指数 2024年1月(財新)
    独生産者物価指数 2023年12月(EUROSTAT)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年1月確報(Markit)
    ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2024年1月確報(Markit)
    ユーロ圏生産者物価指数 2023年12月(EUROSTAT)
    米非製造業景況指数 2024年1月(ISM)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)

 6日 ●ニュージーランド(ワイタンギデー)
    キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
    独製造業受注 2023年12月(経済技術省)
    ユーロ圏小売売上高 2023年12月(EUROSTAT)
 7日 独鉱工業生産指数 2023年12月(経済技術省)
    米貿易収支 2023年12月(商務省)
 8日 国際収支(経常収支) 2023年12月(財務省)
    中国消費者物価指数 2024年1月(国家統計局)
    中国生産者物価指数 2024年1月(国家統計局)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米卸売在庫 2023年12月確報値(商務省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
       世界穀物・需給報告(USDA)
     米国産穀物・需給報告(USDA)
 9日 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
    上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
    独消費者物価指数 2024年1月確報(連邦統計庁)
    建玉明細報告(CFTC)
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      ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。









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