NYプラチナ市況=続落、予想以上の米雇用統計で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)   922.2      933.8       899.2       901.6    - 20.7
         (24/ 7)   930.8      941.0       908.9       910.5    - 20.4
 パラジウム  (24/ 3)   969.00     987.00      932.00      949.00   - 22.60
         (24/ 6)   983.00     983.00      938.50      954.30   - 23.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          26,568         26,248        74,362       (+  1,743)
 パラジウム          4,030          4,205        24,012       (+    402)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,654.42  + 134.58
      1日  146.32/34   1.0871/73   ・ナスダック         15,628.95  + 267.31
      2日  148.30/32   1.0793/95   ・10年米国債利回り      4.02  +   0.16
・NY原油  (24/ 3)   72.28 - 1.54  ・SPDR保有金残高    851.73  +   0.58
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比は、プラチナが20.7〜19.4ドル
安、中心限月の4月限が20.7ドル安、パラジウムが23.60〜22.60ドル
安、中心限月の3月限は22.60ドル安。
 プラチナ4月限は続落。時間外取引では、ドル安一服を受け、もみ合いとなった。欧
州時間に入ると、ドル安を受けて買い戻された。日中取引では、予想以上の米雇用統計
や金軟調を受けて売り優勢となった。
 パラジウム3月限は予想以上の米雇用統計や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢とな
った。
 プラチナ4月限は時間外取引を918.5〜933.8ドルのレンジで推移し、前日
比12.6ドル安の931.3ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、ドル安一服を
受け、もみ合いとなった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて買い戻された。
 日中取引は、予想以上の米雇用統計や金軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て一段安となり、899.2ドルまで
下落した。
 1月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比35万3000人増と、市場予想
の18万人を大幅に上回った。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退し、ド
ル高に振れたことが圧迫要因になった。
 パラジウム3月限は、時間外取引を965.00〜987.00ドルのレンジで推移
し、前日比4.40ドル高の976.00ドルとなった。3月限は安寄りしたのち、米
雇用統計の発表を控え、もみ合いとなった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて買い戻
された。
 日中取引は、予想以上の米雇用統計や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
時間外取引の安値を割り込み、932.00ドルまで下落した。
 1日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比1891オンス減の21万
1675オンス、パラジウムは変わらずの5万3262オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は、
利下げは時期尚早だと述べた。
・イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は、英中銀
が利下げ開始を始めるのに適切な時期がしばらく先になるとの見解を示した。
・1月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比35万3000人増と、伸びは市
場予想の18万人を大幅に上回った。失業率は3.7%だった。賃金も約2年ぶりの上
昇率を記録した。
・12月の米製造業新規受注は前月比で0.2%増え、市場予想と一致した。11月の
2.6%増に比べて緩やかな伸びにとどまった。受注残高の上積みが続いており、今後
数カ月間も堅調に推移する可能性が高い。
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