シカゴ大豆市況=期近中が続伸、月例需給報告前で玉整理の買い戻し続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値    帳入値     前日比
   2024/03   1,196.00    1,205.50    1,193.75     1,199.50      + 3.25
   2024/05   1,204.75    1,213.75    1,202.00     1,208.25      + 3.50
   2024/07   1,214.00    1,223.00    1,211.50     1,217.75      + 3.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高 (前々日比)
   先物        222,711        263,834         775,234  (+ 13,732)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(2月12日−2月16日)
 コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年並。雨量は平年を下回る。
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 大豆は期近から期中が続伸。終値の前営業日比は1.50セント安〜3.50セント
高。中心限月の3限月の終値は3.25セント高の1199.50セント。
 8日に米農務省(USDA)月例需給報告の発表を控えて玉整理基調が強まるなか、
これまでの下落の後で買い戻し優勢となった。ただ、米利下げ観測後退に伴うドル買い
の動きが重石となり上げ幅は限られた

 3月限は1196セントで取引を開始。アジアから欧州にかけての時間帯のほとんど
を1199セントを上値抵抗線とするもちあいとなった。シカゴの時間帯を迎えると地
合いを引き締めて1200セント台を回復し、一時は1205.50セントまで値を切
り上げる動きも見られたが、終盤にかけて上げ幅を縮小。1200セント台を維持でき
ずに取引を終えた。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル産地>
 今週いっぱい、中部では散発的な降雨が続くだろう。一方の南部では週末まで降雨は
発生しないが、週末の降雨時にはまとまった雨量が見込まれる。中部での雨量は平年並
で、ほとんどの地域での農作業のペースは平年並み。なお一部地域では土壌水分過多と
なっている。

<アルゼンチン産地>
 7日までに前線が到来し南部地域では局地的な降雨になるだろう。この前線の移動人
もない今週後半から今週末にかけて広い範囲で降雨が発生する見込み。一方の気温は平
年並まで低下するだろう。アルゼンチン産地では数週間に渡って最高気温が38℃を超
える高温乾燥が続いていたため、降雨が必要となっている。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 週末は低気圧の到来に伴いまとまった雨量を伴う降雨が発生。山地に近い北西部では
大雪となった。この低気圧は7日から8日にかけて移動し散発的な降雪となる見込み。
また、10〜11日にかけて南部地域でも豪雨又は雪となる見込み。一部地域では土壌
水分が乾燥気味だが、これらの雨や雪により改善に向かうだろう。
 大豆製品は、大豆粕、大豆油共に玉整理基調が強まるなか、大豆油は大豆に追随高と
なったが、大豆粕は軟調となった。主要輸出国であるアルゼンチンでの降雨や、同国か
らの供給増加見通しが重石となったもよう。期近3月限は前日比2.30ドル安の
358.80ドルで終了。
今日の材料
・ブラジル中部では広い範囲で雨がちな天気に。
・ブラジル南部でも週末にかけて降雨発生へ。
・アルゼンチン産地では週末にかけて降雨発生へ。乾燥緩和が期待される。
・米小麦産地では慈雨が続く見通し。
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