ゴム午前=総じて軟調、上海ゴム安を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海ゴム夜間安を背景に、売りがや
や優勢となった。その後は、下げ幅を縮小する場面もあったが、日中取引の上海ゴムが
売り物がちとなっていることから、地合いを緩めている。TSR20は出来ず。

 午前11時47分現在のRSS3号は前営業日比3.4円安〜0.1円高安。活発限
月の7月限は同0.1円安の277.5円、期先1月限は出来ず、推定出来高は448
枚
(前日夜間取引含む)。

【中国のデフレ圧力が強い】
 日本時間の午前10時30分に中国国家統計局から発表された1月の消費者物価指数
(CPI)は前年同月比0.8%の下落となり、4カ月連続のマイナスとなった。ま
た、下落率は、2009年9月以来の大きさとなった。耐久財や食品の下落が目立っ
た。同時に発表された1月の生産者物価指数(PPI)は同2.5%下落となり、1年
4カ月連続の低下となった。
 2月のCPIは、春節の食品需要などから、下落率は縮小することが予想されるが、
依然として中国は強いデフレ圧力にさらされているようだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は4月限のみ約定し、6.0セント安。TSR20
は売りがやや優勢となり、0.6〜0.2セント安となっている。

 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2024年5月限は、前営業日
比70元安の1万3205元となっている。

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