シカゴコーン市況=続落、南米天気などで期近から一代安値更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2024/03     433.00      437.00      428.25      429.00      - 4.25
  2024/05     444.75      448.50      440.75      441.50      - 3.50
  2024/07     454.25      456.75      449.75      450.75      - 3.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       396,246         480,940        1,600,165 ( - 4,963)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(2月15日−2月19日)
 コーンベルト西部の気温は平年並み〜上回る。雨量は平年並み〜上回る
 コーンベルト東部の気温は平年並み〜上回る。雨量は平年を下回る〜平年並み。
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 コーンは続落。終値の前営業日比は4.25〜0.75セント安。期近3月限は
4.25セント安の429.00セント。期近からさらに一代安値を更新した。
 南米産地がブラジル、アルゼンチン産地ともに雨勝ちの天気が予報されていること
や、前日プラス引けした大豆が再び下落したことに圧迫された。また前日の米農務省
(USDA)月例需給の弱気のインパクトが継続して、期近からさらに一代安値を更新
したが、小麦の期近高もあって下げ幅自体は抑制された。また需給報告を通過して、市
場の関心は来週15〜16日にかけてのUSDAの農業展望会議に焦点が移っている。
 3月限は433.00セントで取引を開始。アジアの時間帯〜欧州の時間帯にかけて
の時間外取引では430セント台前半で軟調に推移。米国の時間帯前半にいったん急伸
して、この日の高値となる437.00セントを付けたが、後半はその上げ幅をすべて
失う急反落となり一代安値の428.25セントを付けた。引けも430セント台を回
復することはできなかった。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル>
 産地中部で今週末散発的な降雨が続く見通しだが、来週はより局地的なものになろ
う。産地南部では来週初め以降、複数の低気圧の通過により広範にまとまった降雨とな
る見込み。
 しかし産地中部では依然として降雨が不足しており、土壌水分は作付けれたサフリー
ニャコーンの生育にとって十分ではない。豊作のためには今後2か月間にまとまった降
雨が必要だ。

<アルゼンチン南北産地>
 前線により今週末にかけて産地の大半でまとまった降雨が発生し、気温は平年並みま
で低下しそうだ。また来週初めもさらに別の前線が通過するためまとまった降雨が見込
まれる。しかしこれまで2週間以上、降雨がなく最高気温が38℃に達する高温乾燥の
天気が続いただけに、作柄改善にはさらにまとまった降雨が必要だ。
 米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)

 米プレーンズでは、モンタナ州やノースダコタ州では気温が低下して通常の冬らしい
天気になってきた。積雪も見られ平年並みの気温となっている。しかしプレーンズ南東
部ではまだ季節外れの暖かさとなっており、9日の最高気温は広範な地域で21℃を超
えそうだ。小麦の冬越えは引き続き良好だ。
 シカゴ小麦はまちまち。期近の主要限月は反発。大豆やコーンは軟調だったが、期近
は2023/24年度のウクライナの穀物輸出高がここまで2520万トンと、前年同
期の2880万トンを大きく下回るなか、ポーランドでウクライナの農産物の鉄道輸送
をブロックする動きが報じられたことなとに支援された。ただ高値からはかなり上げ幅
を削った。期近3月限は605.50セントまで上昇したが、引けは前日比8.25セ
ント高の596.75セントとかなり上げ幅を削り、6ドル台を維持できなかった。
今日の材料
・ブラジル産地中部では依然として降雨が不足。土壌水分は作付けれたサフリーニャコ
 ーンの生育にとって十分ではない。
・アルゼンチン産地では降雨発生して気温も低下も、2週間以上高温乾燥の天気が続い
 ただけに作柄改善にはさらにまとまった降雨が必要。
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