【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続伸。プラチナはニューヨーク市 場での下げ一服を受け、まちまちで始まった。先限は小幅高で始まったのち、上げ一服 となったが、円安を受けて押し目を買われた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが51円安〜13円高、プラチナミニ が9.5円安〜9.0円高、プラチナスポットが25円安、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが1万5787枚、プラチナミニが 1105枚、プラチナスポットが7413枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル高一服で買い戻される】 プラチナは欧州中央銀行(ECB)の利下げ期待やドル高一服を受けて買い戻され た。パネッタ・イタリア中銀総裁は、ECBが利下げに踏み切る時が「刻一刻と近づい ている」と述べた。一方、米国債の利回りが上昇する場面も見られたが、米消費者物価 指数(CPI)の発表を控えてドル高が一服すると、買い戻しが進んだ。今週は中国が 春節休暇で休場だが、900ドル割れの水準は割安水準であり、買い戻しが入りやす い。 プラチナ先限は夜間取引で4332円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな った。円相場は1ドル=149円台前半で円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の892.41ドルから、ドル安が 一服したが、押し目は買われた。 午前11時現在、プラチナは893.09ドル、パラジウムが895.79ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが891.46ドル、パラジウムが894.27 ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。