プラチナ市況=プラチナは反発、150円台前半の円高にも堅調に推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,614    -36     9,624   -24  : 1,992.65    + 0.59
銀          106.1    0.0     106.3   0.0  : 2,245.00    +45.00
プラチナ     4,295    +60     4,323   +42  :   890.00    +14.57
パラジウム   4,500   +300     4,500  +300  :   933.93    +69.50
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.15  -0.38  ユーロ・ドル相場   1.0728  +0.0013
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まった。その後は、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑
えられたが、先限は正午前に40円高で推移。午後は1ドル=150円台前半の円高が
圧迫要因ながら堅調に推移。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は300円高。

 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが42〜60円高、プラチナスポットが48
円高、パラジウムが300円高。
 推定出来高は、プラチナが1万6145枚、プラチナミニが1079枚、プラチナス
ポットが6975枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は5日の高値にほぼ顔合わせ】
 プラチナ先限は夜間取引の後半に4355円まで上昇し、今月5日の高値4356円
にほぼ顔合わせした。4356円超えが出来ず、上げ幅を縮小したが、日中取引で
4311円で買い支えられた。まだ三角ペナントのチャートだが、終値で今月2日以来
の高値となり、引け味は悪くない。前日まで出来高と取組高の増加を伴った取引だが、
今日は標準が1万6000枚を超える出来高を集めた。
 今夜は1月の米小売売上高の発表がある。発表後のドルと米10年債の利回りに注
目。ドル安となった場合、ニューヨークプラチナ期近4月限は続伸となり、900ドル
台に再上昇するとみられる。900ドル台での戻り売りを吸収できるかに注目。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は下値堅く推移。朝方の892.30ドルから、893
ドル台まで上昇したのち、ドル安一服を受けて上げ一服となった。午前、午後とも
885ドル台に下落したが、買い拾われ、890ドル台に戻している。
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