プラチナ午前=プラチナは続伸、NY高や円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まった。その後は、円安となったが、ドル建て現物相場の軟調に上値を
抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが18〜34円高、プラチナミニが
15.5〜40.0円高、プラチナスポットが変わらず、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが8119枚、プラチナミニが640枚、
プラチナスポットが3641枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル安が支援】
 プラチナはドル安が支援要因になった。1月の米小売売上高や米鉱工業生産指数が弱
い内容となり、ドル安に振れた。第4四半期の英国内総生産(GDP)は前期比0.3
%減と予想を下回ったことも支援要因である。ただ景気減速懸念で需要が伸び悩むよう
なら900ドル台の上値は限られそうだ。
 プラチナ先限は夜間取引で4360円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=150円台前半の円安に振れた。米アトランタ地区連銀のボス
ティック総裁は、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ圧力後退で大きく前進した
が、リスクは依然存在し、自身はまだ利下げを求める準備ができていないとの認識を示
した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の901.05ドルから、ドル高を受け
て軟調となった。
 午前11時現在、プラチナは896.50ドル、パラジウムが955.11ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが890.00ドル、パラジウムが933.93
ドル。
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