シカゴ大豆市況=軒並み反発、売り警戒感や金・原油の堅調受け買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2024/03   1,163.75    1,173.75    1,162.25    1,172.25     +10.00
   2024/05   1,167.50    1,177.50    1,165.50    1,176.25     +10.25
   2024/07   1,176.00    1,186.25    1,175.25    1,184.75     + 9.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       246,174         329,867         796,412  (+ 14,645)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(2月22日−2月26日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。
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 大豆は軒並み反発。終値の前営業日比は5.25〜17.50セント高。中心限月の
3限月は10.00セント高の1172.25セント。
 これまでの下落の後で売り警戒感が強まり買い戻しが先行もようとなった。また、ド
ル売りが根強かったことや、金、原油の堅調な足取りも買いを後押しする要因となっ
た。

 期近3月限は1163.75セントで取引を開始した後に浮上しながらも欧州の時間
帯を終えるまで1168.50セントを上値抵抗線とするもちあいとなった。シカゴの
時間帯にかけて軟化し、1162.25セントの安値を付けると買い戻す動きが広がり
1170セントを突破。引け間際に1173.75セントの高値を付けた後、この日の
高値圏を維持して終えた。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル>
 産地中部では局地的な降雨が発生したが、アルゼンチンから低気圧が移動してくるた
め、今後はまとまった雨量を伴う降雨が発生するだろう。南部ではこの数週間の乾燥し
た天気の影響で降雨が必要となっているが、今週末または来週上旬には広い範囲でまと
まった雨量を伴う慈雨になる見込み。なお、南部では来週から再び少雨傾向が強まるだ
ろう。
<アルゼンチン南北産地>
 まとまった雨量を伴う降雨により土壌水分は回復し、穀物の生育状態も安定。週末は
新たな低気圧の到来より降雨が発生するが、局地的にとどまるもよう。ただ、来週末ま
でには散発的な降雨が発生する見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)
 15日午後から16日にかけて散発的な降雨、また一部では降雪が発生。来週も低気
圧が到来するだろう。今週は低気圧の到来に伴い気温が低下しているが、来週は平年を
上回る可能性が高い。
 大豆製品は、大豆油は軟調な柄大豆粕は反発。大豆粕は大豆の反発に追随したが、こ
れまで下落し売り警戒感が高まっていたことから上げ幅がやや大きくなった。大豆粕の
期近3月限は前日比6.10ドル高の345.60ドル。
今日の材料
・ブラジル産地中部ではまとまった雨量を伴う降雨が発生する見込み。
・ブラジル産地南部では南部では来週から再び少雨傾向が強まるだろう。
・アルゼンチン産地では慈雨。土壌水分の回復が促される。
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