[2月19日からの1週間の展望]
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週間高低(カッコ内は日付) 2月13日〜2月16日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
<東 京> 先限 37,480 37,610(14) 36,760 (15) 37,200 -100
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<シカゴ>16日終値 前週末比 |<週間統計データ> (2月8日まで)
24/ 3 416.50 -12.50 |週間輸出検証高: 88万0,074トン
24/ 5 429.50 -12.00 |週間輸出成約高:130万9,200トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.24円 前週末比 0.85円の円安
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【前週のレビュー】とうもろこしは先限は3万7000円から3万7700円のレン
ジでもみあう展開か。3万7000円割れなら下げ足速めるリスクあり。シカゴは需給
緩和観測で安値更新、底入れの判断は時期尚早とした。
【とうもろこし先限はシカゴの安値更新にも円安で大きな崩れなし】
とうもろこし先限は14日の深夜夜間取引の引け前に3万7610円の高値をつけた
が上げ幅を削り、日中取引は20円安の3万7280円で終えた。同日の夜間取引の序
盤(チャート、四本値は15日)に3万6760円まで急落したものの、早々に3万
7000円台を回復した。シカゴコーンが期近が一代安値を更新する下落にも1ドル=
150円台の円安に支援され、大きな崩れにならなかった。
15日に24年3月限が納会。16日に25年3月限が新甫発会となったが、16日
は期近7月限、期先1月限が約定があったのみで新甫3月限は出来ず。新規売買はほぼ
ゼロ状態。期先1月限が3万7000円台を維持している間は中立だが、流動性が低
く、新規売買には不向き。
【シカゴコーンは下値模索、弱材料に反応しやすい典型的な弱気相場】
シカゴコーンは下値模索が続いている。13日に発表された1月の米消費者物価指数
(CPI)が前年比+3.1%となり、事前予想の+2.9%を上回ったため、早期の
米金利引き下げ観測が後退からドル高となったことが弱材料視された。15日は米農務
省(USDA)が穀物展望会議(アウトルックフォーラム)で24/25年度の米国産
コーンの期末在庫量が23/24年度末より28%増加の25億3200万Bu、期末
在庫率は17.2%に達するとの需給緩和見通しを出したことが弱材料となった。ドル
は反落したが、一代安値を更新する下落となった。弱材料に反応しやすい典型的な弱気
相場だ。
今後、ブラジル、アルゼンチン産コーンが収穫期を迎え、ハーベストロープレッシャ
ー(収穫期の売り圧力)が強いことも売り材料となろう。小麦、大豆も下値模索とな
り、穀物価格全体が下落基調にある。
期近3月限は15日の取引で417.25セントまで下落し、一代安値を更新。大口
投機家は売り越し姿勢をさらに強めているとみられる。下値のメドは期近のつなぎ足で
2020年12月の安値409セント。ただ、15日の引け時点で14日間の相対力指
数(RSI)が22台まで低下し、売り過剰感を示し、自律反発はあっても不思議では
ない。
【当面の予定(イベント・経済統計)】
19日 ●米国(大統領の日)
機械受注 2023年12月(内閣府)
英住宅価格指数 2024年2月(ライトムーブ)
20日 ゴム指定倉庫在庫。
ユーロ圏国際収支 2023年12月(ECB)
米景気先行指数 2024年1月(カンファレンスボード)
米週間穀物輸出検証高(USDA)
21日 貿易収支 2024年1月速報(財務省)
米FOMC議事録公表 1月30-31日(FRB)
22日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年2月速報(Markit)
ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年2月速報(Markit)
ユーロ圏消費者物価指数 2024年1月確報(EUROSTAT)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米中古住宅販売統計 2024年1月(全米不動産協会)
23日 ●天皇誕生日
中国住宅価格指数 2024年1月(国家統計局)
上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
独国内総生産 2023年10-12月期確報(連邦統計庁)
独景況感指数 2024年2月(ifo)
米週間穀物輸出成約高(USDA)
建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS
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