【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはドル建て現物相場の下 落を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安となったが、ドル建て現物相場の軟調 を受けて下げ幅を拡大した。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが23〜5円安、プラチナミニが 20.5円安〜16.0円高、プラチナスポットが58円安、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが6778枚、プラチナミニが568枚、 プラチナスポットが1993枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル高が圧迫】 プラチナはドル高が圧迫要因になった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後 退を背景としたドル高が再開した。一方、中国の春節休暇中の個人消費堅調を受けて上 海株が上昇したが、不動産不況に対する懸念から上げ一服となった。上海プラチナの出 来高は4枚にとどまり、実需筋は様子見に回っている。中国当局の対策が出るかどうか を確認したい。 中国人民銀行は、5年物の最優遇貸出金利(ローンプライムレート)を4.2%から 3.95%に引き下げた。1年物は3.45%に据え置き。 プラチナ先限は夜間取引で4340円まで下落した。ドル建て現物相場の下落が圧迫 要因になった。円相場は1ドル=150円台前半で円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の900.50ドルから、ドル高を受け て軟調となった。 午前11時現在、プラチナは896.30ドル、パラジウムが945.90ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが905.10ドル、パラジウムが958.17 ドル。 MINKABU PRESS
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