プラチナ市況=プラチナは反落、現物相場の低迷で金に対し逆行安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,754    +13     9,756   +10  : 2,018.67   - 2.58
銀          115.0    0.0     112.0  +0.2  : 2,293.00   -16.00
プラチナ     4,325    -39     4,340   -23  :   896.37    -8.73
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   945.65   -12.52
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.38   +0.38  ユーロ・ドル相場   1.0769  -0.0013
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはドル建て現物相場の下
落を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安となったが、ドル建て現物相場の軟調
を受けて下げ幅を拡大し、先限は正午前に10円超の下落で推移。午後になり、金相場
が地合いを引き締めたが、プラチナは現物相場の低迷で金に対し逆行安で推移。
 パラジウムの商いは成立しなかった。

 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが39〜18円安、プラチナスポットが28
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8714枚、プラチナミニが691枚、プラチナスポット
が3004枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限の日足は4日ぶりに陰線引けも25日移動平均線は上昇基調】
 プラチナ先限は夜間取引で4384円まで上昇、1月31日以来の高値をつけた。そ
の後、利食い売りに押され、4340円まで軟化。夜間取引の引けで4365円まで切
り返したが、日中取引は再軟化。午前、午後とも4345円が支持線になったが、引け
前に4340円に軟化した。日足は4日ぶりの陰線引け。ただし25日移動平均線
(4314円)は緩やかな上昇基調。
 ニューヨークプラチナ時間外取引は下落。現物相場が軟化し、900ドル割れで推移
につれ安。2月13日時点で大口投機家は1938枚買い越し。14日以降、買い越し
枚数を拡大したもよう。ただ期近4月限が900ドル割れとなると、手じまい売りが進
むとみられる。現地21日は先月30、31日に開催された米連邦公開市場委員会(F
OMC)の議事録の公表があり、注意が必要だ。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の900.50ドルから、ドル高を受け
て軟調となり、午前中に892.50ドルまで下落。午後になり、898ドル台まで戻
したが、900ドルが抵抗線になり、午後4時前は897ドル台で推移。
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