プラチナ午前=プラチナは反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになったが、
円安が一服すると、戻りを売られた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが70〜50円安、プラチナミニが
66.5円安〜6.0円高、プラチナスポットが88円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが1万4409枚、プラチナミニが
1086枚、プラチナスポットが4750枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安一服や米国債の利回り上昇が圧迫】
 プラチナはドル安一服や米国債の利回り上昇が圧迫要因になった。欧州中央銀行(E
CB)政策委員会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は、一部が予想するほどEC
Bは早急に利下げしない可能性があると述べた。ドイツ政府は、2024年の経済成長
率は0.2%になるとし、従来見通しの1.3%から大幅に下方修正した。世界的な需
要低迷、地政学的な不確実性、インフレ率の高止まりなどを反映した。また米連邦公開
市場委員会(FOMC)議事録の発表を控えて米国債の利回りが上昇した。
 中国は、有力機関投資家が、株式の取引日の開始直後と終了間際に保有株式を減らす
ことを禁止した。証券監督当局が主要な資産運用会社や証券会社の自己勘定取引部門に
指示した。上海株は上昇しており、今後の動向を確認したい。
 プラチナ先限は夜間取引で4300円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=150円台前半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の883.90ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。
 午前11時現在、プラチナは885.50ドル、パラジウムが950.63ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが905.50ドル、パラジウムが984.95
ドル。
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