金・銀市況=金が続伸、円安や現物高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,823    +27     9,805   +19  : 2,029.95    +0.29
銀          115.0    0.0     112.0   0.0  : 2,294.00   -17.00
プラチナ     4,371    +14     4,313   -51  :   888.20   -17.30
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   956.98   -27.97
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.27   +0.26  ユーロ・ドル相場   1.0836  +0.0025
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【市況】
 金は続伸、銀は8月限が下落。金は円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て
現物相場の上昇を受けて堅調となった。午後に入ると、円安一服に上値を抑えられた
が、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。銀はニューヨーク安を受けて
8月限が下落した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが8〜27円高、ゴールドスポットが12円高、銀が
1.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が2万0513枚、金ミニが3174枚、ゴールドスポットが
4661枚、銀が1枚。
【金先限が昨年12月以来の高値】
 金先限は昨年12月以来の高値9807円を付けた。円安やドル建て現物相場の堅調
が支援要因になった。円相場は1ドル=150円台前半の円安に振れた。米国債の利回
り上昇を受けて円安となったが、植田日銀総裁が「デフレでなくインフレの状態」と述
べると、円安が一服した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で早期利下げに対する懸念が示されたが、
6月の利下げ開始を織り込んでいたことからドル高が一服した。ドル建て現物相場は押
し目買いが入って地合いを引き締めた。ただ金ETF(上場投信)から投資資金が流出
しており、引き続き売られるようなら上値を抑える要因になりそうだ。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米国債の利回り上昇を受け
て売り優勢となった。アジア市場では、朝方の2025.86ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。午後に入ると、2029ドル台まで上昇した。
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