大豆週間展望=シカゴ大豆は1180セントを抵抗線に低迷続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
       [2月26日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            2月19日 〜2月22日
<東京一般>     始 値    高 値    安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000     64,000   64,000     0
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<シカゴ>23日終値  前週末比   |<主要統計データ> (2月15日まで)
      24/3 1133.00  -39.25   |輸出検証高:118万5,885トン
      24/5 1141.75  -34.50   |輸出成約高: 5万5,900トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.27円  前週末比 0.03円の円安
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は自律反発は戻り売り待ち受け、需給緩和見通しで
1150セント台下値余地有りとした。
 【シカゴ大豆は期近足で3年2カ月ぶりの安値、需給緩和見通しで】
 シカゴ大豆3月限は今月14日に下値支持線となっていた1180セントを割り込
み、その後も軟調な足取りが続き、21日に1157.50セントまで軟化し、期近つ
なぎ足として2020年12月以来、3年2カ月ぶりの安値をつけた。
 地合い軟化は、米農務省(USDA)が穀物展望会議における需給緩和見通し、南米
での降雨が続き生育環境改善、早期利下げ観測の後退を受けたドル高基調による米国産
大豆の輸出圧迫懸念、中国経済不安など複数の要因が背景となっている。
 いずれも早期の解決は見込めず、一方で買いを促す手掛かりにも乏しい。3月を控え
るなかで米国の今春の作付が意識される時期を迎えるが、需給緩和観測が重石となり、
1180セントを上値抵抗線としての低迷場面が続くと予想される。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

 【当面の予定(イベント・経済統計)】
26日 貴金属取引 2024年2月限納会
    米新築住宅販売 2024年1月(商務省)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
27日 消費者物価指数 2024年1月(総務省)
    貴金属取引 2025年2月限発会
    米耐久財受注 2024年1月速報値(商務省)
    米ケース・シラー住宅価格指数 2023年12月(S&P)
    米消費者信頼感指数 2024年2月(カンファレンスボード)
28日 NZ準備銀行政策金利公表
    米国内総生産 2023年10-12月期改定値(商務省)
    米卸売在庫 2024年1月速報値(商務省)
29日 鉱工業生産指数 2024年1月速報(経済産業省)
    小売業販売額 2024年1月速報 (経済産業省)
    独雇用統計 2024年2月(連邦雇用庁)
    独消費者物価指数 2024年2月速報(連邦統計庁)
    米個人所得・支出 2024年1月(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    シカゴ購買部協会景気指数 2024年2月(シカゴ購買部協会)
    米中古住宅販売仮契約指数 2024年1月(全米不動産協会)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
 1日 労働力調査(失業率) 2024年1月(総務省)
    中国製造業購買担当者景況指数 2024年2月(中国物流購買連合会)
    中国非製造業購買担当者景況指数 2024年2月(中国物流購買連合会)
    中国製造業購買担当者景況指数 2024年2月(財新)
    ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年2月確報(Markit)
    ユーロ圏消費者物価指数 2024年2月速報(EUROSTAT)
    ユーロ圏雇用統計 2024年1月(EUROSTAT)
    米製造業景況指数 2024年2月(ISM)
    米消費者信頼感指数 2024年2月確報値(ミシガン大)
    建玉明細報告(CFTC)
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      ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。









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