プラチナ午前=プラチナは反発、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服や円安一服に上値を抑
えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが66円安〜39円高、プラチナミニ
が18.0〜51.0円高、プラチナスポットが25円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万6829枚、プラチナミニが
1314枚、プラチナスポットが5395枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援】
 プラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援要因になった。欧州中央銀行(EC
B)当局者の発言をきっかけに米国債の利回りが低下した。ECB理事会メンバーのセ
ンテノ・ポルトガル中銀総裁は、早ければ3月にも利下げに踏み切るべきとの認識を示
した。ただラガルドECB総裁は、第4四半期の賃金上昇が比較的緩やかだったことに
は勇気づけられるとしながらも、インフレ退治を確信するには不十分との認識を示し
た。一方、上海プラチナの出来高は22日に474枚に増加したのち、23日は48枚
となった。安値拾いの買いが入ったが戻り場面での買いは見送られた。春節明けの中国
株が堅調に推移しており、中国当局の対策を引き続き確認したい。
 プラチナ先限は夜間取引で4369円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=150円台半ばで円安が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の900.48ドルから、ドル高を受け
て軟調となった。
 午前11時現在、プラチナは895.50ドル、パラジウムが965.01ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが888.20ドル、パラジウムが956.98
ドル。
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