［本日の見通し］ゴム＝買い優勢か、上海ゴムに注目

　ＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、概ね買い優勢となりそうだ。寄り付きでは、上海夜間やド
ル・円が小動きとなったことから手掛り材料難となり、夜間取引と同値圏で推移した。
その後は、様子見気分が強まっている。

　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、しっかりとした展開となりそうだ。２２日の取引で
活発限月の８月限は、３０６．５円まで上昇し、一代の高値を更新した。その後、高値
警戒感から売りが先行する場面があったが、３００円割れでは買い拾われている。現
状、高値圏でのもみ合いとなっており、産地高や上海高となれば、再度、一代の高値を
更新する可能性もありそうだ。
　ポイントは、上海ゴムになそうだ。これまでＪＰＸゴムＲＳＳ３号の上昇に対し、上
げ幅が少なかった上海ゴムだが、昨日の取引では中心限月の５月限が１万４０１５元ま
で上昇するなど、戻りを試す展開となっている。今日の取引で１万４０００元台にしっ
かり乗せれば、１月２日の高値１万４５４０元が視野に入る。
　なお、ＪＰＸゴムＲＳＳ３号の最近の上昇は、投機的な色彩が強く、ファンダメンタ
ルズからの裏づけは少ない。値動きが荒くなっている。８月限は、２６日の安値２９
９．２円をしっかり割り込むと、投げが出る可能性があるので注意したい。

　午前９時５０分時点の円相場は１ドル＝１５０．４１円付近で推移している。

　午前９時５０分時点のゴムＲＳＳ３号活発限月の８月限は同０．８円高の３０３．４
円。今日の日中、予想される７月限のレンジは２９８．０〜３０７．０円前後。

　今後一週間先までのＲＳＳ３号７月限の予想レンジは２８０．０〜３１５．０円。
テクニカルからの下値支持線は２９０．０円（節目）、上値抵抗線は３１０．０円（節
目）。

MINKABU PRESS

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