きょうのドル円は戻り売りが優勢となっており、149円台に下落している。注目されていた1月のPCEデフレータが先ほど発表になり、概ね予想通りの内容となった。FRBの2%目標からは依然として乖離しているが、事前に予想を上回るのではとの警戒感も市場で高まっていたことから、ハト派サプライズとなった格好。為替市場は米国債利回りの下げと伴にドル売りの反応を見せている。 市場はすでに早期利下げ期待を後退させている中で、今回の結果を受けて、現在のFRBの姿勢に大きな変化が出ることはないと思われる。FRBは年内の利下げ観測には賛同しているものの、もう少し証拠を見たいとし、市場で一時期高まっていた早期利下げ期待はけん制している状況。概ね無難な通過となり、さらにこの先のデータを待つ姿勢を継続させる内容と思われる。 本日は月末要因による円買いも出ている。また、東京時間には日銀の高田審議委員の発言を受けて金融緩和策の修正に対する警戒感も円高を促進した。高田審議委員は早期のマイナス金利解除に積極的な発言をしていたが、「マイナス金利解除後にどんどん利上げをするということではない」とも述べていた。概ね市場が想定している通りではあるが、短期金融市場では3月のマイナス金利解除の可能性を完全には排除できておらず、4月まででは85%程度の確率で有力視している状況。 なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は150円に観測。 29日(木) 150.00 (5.6億ドル) 1日(金) 148.30 (9.5億ドル) 150.35 (9.3億ドル) USD/JPY 149.71 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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