[本日の見通し]石油=上値重い、米金融緩和開始は本当に可能か?

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油の2024年7月限は重い。日中取引開始後は7万3080円まで押し戻され、
上げ幅をほぼ消した。
 前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の証言に驚きはなかった。イン
フレ率が2%の物価目標へ回帰すると確信するなら利下げを開始するという構えに変化
はみられない。物価上昇率の高止まりが警戒されているなかで、パウエルFRB議長が
利下げ開始に繰り返し言及したことはリスク資産市場の支援要因だが、紅海やアデン湾
を通過する米国の商船は引き続きアンサール・アッラー(フーシ派)の標的となってお
り、物価を下支えする可能性が高い。
 また、市場参加者の注目を集めている金のドル建て現物相場の最高値更新が示唆する
のはドルの凋落であり、FRBが金融緩和を始めた場合にドル安が加速し、米国の物価
が高騰する可能性を警戒するのであれば、利下げ開始をためらわざるを得ない。昨年
末、パウエルFRB議長は利下げ開始を示唆したが、米金融緩和は可能なのだろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.03ドル安の79.10ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは78.99〜79.14ドル。
 原油7月限の予想レンジは7万2500円から7万3500円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万2000円から8万3000円。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。