【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け て買い優勢で始まった。その後は、円高を受けて上げ一服となった。パラジウムの商い は成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが37〜48円高、プラチナミニが 31.5〜70.5円高、プラチナスポットが37円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万1416枚、プラチナミニが878 枚、プラチナスポットが7897枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは今年も供給不足見通し】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。全米雇用報告が予想以下となったこ とに加え、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げ見通しを示した。一方、 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によ ると、2024年のプラチナは13トンの供給不足と、前年の27トン不足に続いて供 給不足が続く見通しとなった。トレバー・レイモンドCEOは、「供給不足の継続は、 世界経済が困難な状況にあるなかで、プラチナ需要の底堅さと供給の脆弱性を浮き彫り にしている」と述べた。 プラチナ先限は夜間取引で4365円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな った。円相場は1ドル=148円台後半の円高に振れた。一部の政府関係者は日本銀行 が3月か4月の金融政策決定会合でマイナス金利を解除することへの容認姿勢を示し た。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、小幅安。朝方の905.30ドルから、高値での買 いがに見送られ、小幅安となった。 午前11時現在、プラチナは902.50ドル、パラジウムが1045.07ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが885.80ドル、パラジウムが 958.49ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。