大豆週間展望=シカゴ大豆は南米産の供給増で現行水準からの上値は限られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
            [3月11日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            3月4日 〜3月8日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000    0
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<シカゴ>7日終値  前週末比   |<主要統計データ> (2月29日まで)
      24/3 1157.00  +14.00   |輸出検証高:102万1,385トン
      24/5 1166.25  +15.00   |輸出成約高: 67万9,600トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 147.93円  前週末比 2.47円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は、輸出低調など弱材料が目立ち、南米産地で天候不
良が生じない限り低迷かとした。
 【シカゴ大豆は買い戻され1167セントまで浮上】
 シカゴ大豆期近5月限は1150セント前後で推移していたが、7日に急伸となり、
1167セントまで浮上した。
 ブラジル、アルゼンチンと南米の主要生産国で降雨が続き生育環境が改善しているこ
とや、米国の輸出低迷が重石となっていたが、米利下げ観測が強まるなかドル安が進行
したことで一気に買い戻されている。
 ただ、ドル安傾向が継続しても南米生産国からの供給増が引き続き米国の輸出を圧迫
すると予想されるだけに、ここから先の上げ幅は限られそう。急伸後の反動が警戒され
るほか、堅調地合いを維持しても1180セント台に近づくと上値が重くなると予想さ
れる。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

 【当面の予定(イベント・経済統計)】
11日 国内総生産 2023年10-12月期2次速報 (内閣府)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
12日 企業物価指数 2024年2月(日本銀行)
    独消費者物価指数 2024年2月確報(連邦統計庁)
    英雇用統計 2024年2月(国立統計局)
    米消費者物価指数 2024年2月(労働省)
    米財政収支 2024年2月(財務省)
13日 英貿易収支 2024年1月(国立統計局)
    英鉱工業生産指数 2024年1月(国立統計局)
    ユーロ圏鉱工業生産 2024年1月(EUROSTAT)
14日 米小売売上高 2024年2月(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米生産者物価指数 2024年2月(労働省)
    米企業在庫 2024年1月(商務省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
15日 中国住宅価格指数 2024年2月(国家統計局)
    米輸出入物価指数 2024年2月(労働省)
    米製造業景況指数 2024年3月(ニューヨーク連銀)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2024年2月(FRB)
    米消費者信頼感指数 2024年3月速報値(ミシガン大)
    建玉明細報告(CFTC)

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      ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。









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