【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安と円高 を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えら れた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが34円安〜1円高、プラチナミニが 28.0〜27.5円安、プラチナスポットが34円安、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが6383枚、プラチナミニが550枚、 プラチナスポットが2646枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは利食い売りで反落】 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げを急がないとの見方が圧迫要因にな った。2月の米雇用統計で失業率が上昇したが、非農業部門雇用者数が予想以上に増加 し、米FRBの利下げを急がないとの見方が強い。また中国勢が高値での買いを見送っ たことも上値を抑える要因である。中国の倪虹・住宅都市農村建設相は、低迷する住宅 販売について、「強制的」かつ「秩序だった」方法で改善させる考えを表明した。倪虹 氏は全国人民代表大会(全人代)に合わせて開いた記者会見で、法や市場の規則に基づ き破産や債務再編も容認されるべきと述べた。 プラチナ先限は夜間取引で4312円まで上昇した。ニューヨーク安と円高が圧迫要 因になった。円相場は1ドル=146円台後半の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の917.13ドルから、ドル安を 受けて920ドル台まで上昇したのち、金の上げ一服につれ安となった。 午前11時現在、プラチナは916.39ドル、パラジウムが1024.30ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが918.55ドル、パラジウムが 1036.58ドル。 MINKABU PRESS
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