金・銀午前=金は続伸、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は続伸。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安やドル
建て現物相場の押し目を買われたことが支援要因になった。銀は4月限と10月限が上
昇した。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が2〜13円高、金ミニが29.5円安
〜14.0円高、ゴールドスポットが25円高、銀が0.2〜0.8円高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が2万4190枚、金ミニが3372枚、ゴール
ドスポットが3644枚、銀が4枚。
【NY金は米PPIの伸び加速が圧迫】
 金は米生産者物価指数(PPI)の伸び加速が圧迫要因になった。2月の米PPIは
前月比0.6%上昇した。伸びは1月の0.3%上昇から加速し、市場予想の0.3%
上昇を上回った。ガソリンや食料品など財(モノ)の価格が上昇した。また米新規失業
保険申請件数は前週比1000件減の20万9000件となった。市場予想は21万
8000件だった。
 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は、ウクライナ戦争の
結末は今春から夏にかけて決まるとの見方を示し、新たな支援を早急に確保する必要が
あると訴えた。
 金先限は1万0332円まで上昇した。円安やドル建て現物相場の押し目を買われた
ことが支援要因になった。円相場は1ドル=148円台半ばの円安に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、米生産者物価指数(P
PI)の伸びが加速したことを受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の
2161.42ドルから、押し目を買われて2165ドル台まで上昇したが、ドル高を
受けて上げ一服となった。
 午前11時現在、2162.86ドルで推移。銀は2491セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が2168.74ドル、銀が2488セント。

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