2月卸売物価指数で改めて強めのインフレ圧力が確認され、米金利上昇・ドル高が金 相場を下押しする展開になった。米連邦準備制度理事会(FRB)にとっては歓迎でき ない数値であり、利下げは簡単ではないとの見方が広がった結果だ。一方で、米長期金 利が3月入り後の低下幅をほぼ相殺するような値動きを見せているのに対して、金相場 は2000ドル台での取引に回帰するような動きはみせていない。利下げが簡単ではな いことは確かだが、市場では依然として6月利下げ開始をメインシナリオに設定してい るためだ。こうした見方が正しいか否か、次は19〜20日の米連邦公開市場委員会 (FOMC)が重要なイベントリスクになる。米金融当局者全体がどのような金利軌道 を想定しているのか、昨年12月以来の公表が行われる予定になっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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