ゴム市況=総じて反発、ただし上海ゴムの軟化を受けて上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                       TSR20
   2024/04     2024/08     2025/02          2024/04        2025/03
 328.0  - 1.3   321.0  + 5.5  325.0   新甫     251.0   0.0    253.0   0.0
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    上海ゴム    5月限   14,505 + 20  (午後3時20分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて反発。寄り付きでは、直近の暴落の反動高や上海夜間高を
受けて、大きく水準を引き上げる限月が目立った。だが、中盤に入ると、日中取引の上
海ゴムが軟化したことを受けて、売りが優勢となり、一部限月はマイナスサイドに沈ん
だ。終盤もやや売り物がちで推移した。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比4.0円安〜7.2円高。活発限月の8月限は、
同5.5円高の321.0円、新甫2025年3月限は、325.0円で発会した。総
出来高は1628枚。TSR20は全限が同変わらず。
【反発も一時的か】
 今日のJPXゴムRSS3号は、序盤は急反騰となったものの、その後は上げ幅を削
る展開となった。日中取引の上海ゴムが軟化した影響が大きいとみられる。日足をみる
と、上ヒゲの長い陽線となった。産地相場も先週半ばから、軟化を開始しており、目
先、戻り売り相場となる可能性がありそうだ。
 その場合は、活発限月の8月限は、直近の上昇のスタートとなった300円が意識さ
れる。同水準も下抜くようなら、3月1日の安値295.0円を試しそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は堅調に推移し、0.1〜
1.34セント高となっている。

 上海ゴムは総じて軟調。中心限月の5月限は、夜間取引では買いが先行し、前日比
165元高の1万4650元で夜間取引を終えた。だが、日中取引に入ると、売りが先
行し、一時1万4435元まで下落し、マイナスサイドに沈んだ。

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