ゴム午前=総じて軟調、日中取引で上海ゴムが軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間が小高く推移したことを受
け、小幅ながら地合いを引き締める限月が目立った。ただ、買い一巡後に伸び悩みをみ
せると、日中取引の上海ゴムが軟化したことから、売りが優勢となっている。TSR2
0は出来ず。

 午前11時13分現在のRSS3号は前営業日比4.0円安〜5.0円高。活発限月
の9月限は同2.8円安の325.8円、期先3月限は出来ず、推定出来高は456枚
(前日夜間取引含む)。

【中国の景況感が改善】
 3月31日に中国国家統計局から発表された3月の中国製造業購買担当者景気指数
(PMI)は、50.8となり、市場予想の49.9を超えただけでなく、景況感の分
かれ目とされる50.0を半年ぶりに上回った。新規輸出受注が1年ぶりに拡大に転じ
た。また、雇用は低下したものの、低下のペースは減速した。
 また、同時に発表されたサービス業PMIも、前月の51.4から53.0に上昇し
た。中国景気が回復基調を強めれば、天然ゴム相場にとって支援材料となる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が10月限のみ約定し、0.2セント高。TSR2
0は、総じて売り物がちで推移し、0.7セント安〜0.3セント高となっている。

 上海ゴムは総じて軟調。午前10時43分現在、指標限月の2024年9月限は、前
営業日比45元安の1万4560元で推移している。

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