ゴム午前=総じてしっかり、日経平均株価の大幅高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じてしっかり。寄り付きでは、上海ゴムが休場のため、手掛り
材料難となる中、日経平均株価が500円超の上昇となっていることを好感し、買いが
先行した。その後も、日経平均株価が上げ幅を拡大したことなどから、総じて堅調に推
移している。TSR20は出来ず。

 午前11時28分現在のRSS3号は前営業日比0.7円安〜2.2円高。活発限月
の9月限は同1.7円高の327.5円、期先3月限は出来ず、推定出来高は281枚
(前日夜間取引含む)。

【天然ゴムにも資源高の流れが波及するか】
 活発限月の9月限は、3月18日に360.0円の一代の高値を付けて以降、26日
には313.2円まで急落した。その後は、おおむね320〜330円でのレンジ相場
となっている。
 ファンダメンタルズ的には、ウィンタリング(落葉期=減産期)が目前に迫っている
が、材料としては織り込み済みだろう。ただ、商品相場全体でみると、中国の景気回復
期待が高まっており、銅やシルバーの上昇が目立っている。天然ゴムの最大の消費国は
中国であり、資源高となれば、天然ゴム相場にとっても買い材料となる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が10月カ繰のみの約定で1.4セント高、TSR
20は、売りが優勢となり、0.2〜0.1セント安となっている。

 上海ゴムは清明節のため休場。

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