●論点解説原油、イランが軍事紛争当事国になるリスク=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 イスラエルとイランの軍事衝突が現実的なテーマになりつつある。イランはシリア大
使館が攻撃を受けたことでイスラエルに対する報復を宣言していたが、今後数日以内に
もミサイルやドローン攻撃が行われるとの見方が強くなっている。イスラエル軍は報復
攻撃への備えを強化していることを明らかにし、イスラエルとイランの直接衝突が警戒
される。一時的な報復に留まるのか、これをきっかけに中東情勢が更に混乱に向かって
いくのかは読みづらいが、少なくとも産油国イランが軍事紛争に巻き込まれることは供
給不安を高めることになる。ブレント原油90ドル到達で、需要と供給の双方に変化が
生じ始めることになるが、まずはどこまで供給不安を織り込むのかが最優先されるテー
マになっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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