前週は昨年10月以来の高値を更新する展開になった。中東情勢が一段と不安定化し ている。イスラエルとイランが交戦状態に陥るリスクが浮上しており、地政学リスクの 織り込みが加速している。主要産油国であるイランが戦闘状態に陥るリスクが警戒され ている。引き続きロシア産の供給不安が強いこと、4月3日に石油輸出国機構(OPE C)プラスが4〜6月期の自主減産継続を再確認したこともポジティブ。85ドルの節 目を完全に上抜いている。 今週も底固い展開が続きやすい。特にイスラエルとイランが交戦状態に陥ると、一気 に90ドル台を試す可能性もある。ロシア産の供給環境についても、引き続き注意が求 められよう。一方、4月11日に石油輸出国機構(OPEC)、12日に国際エネルギ ー機関(IEA)月報が公表される。ここで前月に続いて需給の引き締まり見通しが示 されると、買い安心感が強まろう。ただし、米政府がガソリン高抑制に動き始めている こと、シェールオイル増産が加速するリスクが高まっていることには注意が必要。 予想レンジは84.00〜90.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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