ゴム午前＝大幅高、連休明けの上海ゴム高を好感し地合いを引き締める
【市況】 ゴムＲＳＳ３号は、大幅高。寄り付きでは、上海夜間が休場のため、手掛り材料難と なる中、玉次第の展開となり、９月限にややまとまった売りが出たことから、軟化する 限月が目立った。だが、中盤に入ると、連休明けの上海ゴムが買い先行となったことか ら、地合いを引き締め、プラスサイドに振れている。ＴＳＲ２０は出来ず。 午前１１時４６分現在のＲＳＳ３号は前営業日比２．５〜８．５円高。活発限月の９ 月限は同８．１円高の３３３．３円、期先３月限は出来ず、推定出来高は１６１２枚 （前日夜間取引含む）。 【９月限はレンジから上放れか】 今日午前のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、連休明けの上海ゴムが大幅高となっていること を好感し、買いが先行している。活発限月の９月限は、一時３３５．９円まで上昇し、 ４月１日の高値３３２．６円を上抜いてきた。 ９月限は、４月２日以降、おおむね３２２〜３３２円前後でのレンジ相場となってい たが、今日はこのレンジをザラ場では上抜いてきたが、終値ベースでしっかり上回るこ とが重要だ。これに成功すれば、節目の３４０円を視野に入れた展開となりそうだ。 このところ中国の景気回復期待が高まっていることもあり、上海ゴムも直近の下げ は、終了したようだ。上海ゴムが一段と地合いを引き締めれば、ＪＰＸゴムＲＳＳ３号 も再度上値を試すのではないか。 【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号が７月限と８月限が約定し、３．７セント安と ２．０セント安、ＴＳＲ２０は、買いが先行し、１．６〜２．１セント高となってい る。 上海ゴムは上伸。午前１１時００分現在、指標限月の２０２４年９月限は、前営業日 比２１５元高の１万４８０５元で推移している。 MINKABU PRESS
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