【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはドル建て現物相場の下 落を受けて売り優勢で始まった。その後は、金の戻りを売られたことを受けて軟調とな った。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが112〜97円安、プラチナミニが 122.0円安〜26.5円高、プラチナスポットが47円安、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが1万9266枚、プラチナミニが 1658枚、プラチナスポットが1万1871枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは一時1000ドル台を回復】 プラチナは金急伸につれ高となり、昨年12月以来の高値1006.78ドルを付け た。イランのイスラエル攻撃が近いとの見方が金の支援要因になった。ただ金に利食い 売りが出ると、上げ一服となった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退でド ル高に振れたことも上値を抑える要因である。イランのイスラエル攻撃で中東の緊張が 高まったが、米国がイスラエルの対抗措置に参加しないとすると、金の戻りを売られて 軟調となった。 プラチナ先限は夜間取引で2014年7月以来の高値4957円を付けたのち、急落 した。金に利食い売りが出たことが圧迫要因になった。日中取引では4790円まで下 落した。円相場は1ドル=153円台後半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方に984ドル台まで上昇したが、金の戻 りを売られたことを受けて軟調となった。 午前11時現在、プラチナは973.05ドル、パラジウムが1036.81ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが994.57ドル、パラジウムが 1059.36ドル。 MINKABU PRESS
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