ゴム午前=続落、日経平均株価や上海ゴムの下落を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、続落。寄り付きでは、上海夜間は上昇したものの、日経平均株価
の大幅安を嫌気して、大きく水準を引き下げる限月が目立った。中盤に入ると、日中取
引の上海ゴムが軟化したことを受けて、弱地合いを継続している。TSR20は出来
ず。

 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比11.6〜2.8円安。活発限月の
9月限は同3.3円安の312.4円、期先3月限は同3.2円安の311.8円、推
定出来高は709枚(前日夜間取引含む)。

【9月限は一時309.0円まで下落】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、大きく水準を引き下げている。活発限月の9月
限は、序盤に節目の310円を割り込むと、3月8日以来の安値となる309.0円ま
で一時下落した。その後、戻しているが、313円付近で戻りに鈍くなっている。
 上海ゴムは、も夜間取引ではプラスサイドで取引されていたが、日中取引に入ると、
一転して売りが先行している。中心限月の9月限は、1万4625元まで下落する場面
があった。現状、節目の1万4500元付近が支持なるとみる。だが、同水準を下抜く
と、3月28日の安値1万4315元を目指しそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が9月限のみ約定し、0.9セント安。TSR20
は総じて小じっかりと推移し、0.2セント安〜0.3セント高となっている。

 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業
日比60元安の1万4645元で推移している。

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