ゴム午前=続落、日経平均株価や上海ゴムの下落を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、続落。寄り付きでは、上海夜間安や日経平均株価の大幅安を嫌気
して、売りが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ渋りをみせたことか
ら、下げ幅を縮小させる限月が目立っている。TSR20は出来ず。

 午前11時46分現在のRSS3号は前営業日比9.0〜0.3円安。活発限月の9
月限は同1.4円安の312.2円、期先3月限は出来ず、推定出来高は717枚(前
日夜間取引含む)。

【中国GDPは加速、ただ、鉱工業などは減速】
 午前11時00分に中国国家統計局が発表した1−3月期国内総生産(GDP)は、
前年同期比5.3%増となり、2023年10−12月の5.2%増から加速した。
 同時に発表された、3月の鉱工業生産は、前年比4.5%増となったものの、1─2
月の7.0%増からは鈍化、また3月の小売売上高は3.1%増と1─2月は5.5%
増から減速している。
 同国のGDPは加速したものの、個別の経済指標をみると、力強い回復はみられな
い。中国の本格的な景気回復には、まだ時間がかかりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は売りが優勢となり、2.4
〜1.8セント安となっている。

 上海ゴムは軟調。午前11時05分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業
日比125元安の1万4595元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。