貴金属は、金が続伸して寄り付く見通し。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優 勢となろう。銀とプラチナ系貴金属(PGM)はニューヨーク安を受けて軟調となろ う。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は0.32ドル安の 2384.60ドル、銀が54セント安の2813セント、プラチナが4.88ドル安 の957.62ドル、パラジウムは16.11ドル安の1014.10ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=154.67/69円で、前営業日の 大引け時点から0.33円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1850円前後、銀は141.0円前後、プラチナ は4775円前後、パラジウムは5200円前後。 【NY金は地政学的リスクで押し目を買われる】 金はきのうの海外市場では、地政学的リスクを受けて押し目を買われた。 金は地政学的リスクが支援要因になった。イスラエルの戦時内閣はイランに対する対 抗措置を取ることで一致し、手段や時期などを慎重に検討している。各国はイスラエル に自制を求めている。またイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザの最南部ラファで予定 していた作戦を延期したことが伝えられた。イランへの対抗措置の検討に集中するため とみられる。 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、予想を上回るインフレ率を示す一連の 経済指標を受け、FRBがインフレ2%回帰を確信するにはこれまで予想していたより も長い時間が必要になる可能性が高いとの見解を示した。CMEのフェドウォッチで、 米FRBの利下げ開始時期は9月以降となり、年内1回の利下げに留まる可能性が高ま った。3月の米鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が前月比0.5%上昇した。自動 車組立工場の生産量の増加などを背景に、伸びはエコノミスト予想の0.3%を上回っ た。 銀はきのうの海外市場では、ドル高を受けて売り優勢となった。 【プラチナはドル高が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高を受けて売り優勢となった。 プラチナはドル高が圧迫要因になった。金堅調が下支えとなる場面も見られたが、ド ル高を受けて戻りを売られた、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げ先送 りを示唆した。CMEのフェドウォッチで、米FRBの利下げは年内1回に留まる可能 性が高まった。 <今日の予定> ・貿易収支 2024年3月速報(財務省) ・英消費者物価指数 2024年3月(国立統計局) ・ユーロ圏消費者物価指数 2024年3月確報(EUROSTAT) ・対米証券投資 2024年2月(財務省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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